尊敬語、謙譲語、丁寧語を混同して使用してしまう間違いは多くあります。
例)○手紙をご覧になりましたか
×手紙を拝見していただけましたか
↑この間違いはあまりないと思いますが、相手の行為には尊敬語を使いましょう。
例)○どちらになさいますか
×どちらにいたしますか
↑「~する」の丁寧語が「いたす」です。主語は自分ではないので、この場合は尊敬語を使います。
例)○冷めないうちにいただいてください
×冷めないうちに召し上がってください
↑「いただく」は謙譲語です。相手の行動なので、この場合は尊敬語を使います。
敬語を使うときは、その行為、動作の主語が誰かを確認することが大切です。
主語が相手側であれば、尊敬語を、自分側であれば謙譲語もしくは丁寧語を使います。
尊敬語を台無しにする表現は、上司やお客様、目上の人には失礼にあたるので気を付けましょう。
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