海外ドラマや洋画を観ているとの日本のビジネスマナーと違うな、と思うことがあります。例えばフランクな言葉遣いであったり、要件だけを簡潔に書いたメールを送っているシーンがありました。日本では場合によっては失礼にあたることもあり、あまり見かけない光景だったのでとても驚きました。しかし、海外ではこれが一般的なマナーだそうです。
よく日本のビジネスマナーは複雑だと言われ、実際に尊敬語と謙譲語の使い分けは日本語のネイティブスピーカーでも難しいですよね。しかしそれは相手を思いやる気持ちが一つ一つの言葉遣いに表れているからだと思います。とはいえ海外のビジネスマナーと比べたときに違いをどうしても感じてしまいますね。隣の芝生は青く見える、とはよく言ったものです。
さて、私が所属しているグループは英語のお電話も受けています。入社して間もないころは英語のお電話が鳴るたびにドキドキしていたのが懐かしいです。英語のお電話を受け始めたころに驚いたのは、日本では社名・名前・用件を最初に仰ってくれるのに対し、海外の方はいきなり「~のご担当の方はいますか」と話を始められることでした。たとえば、外出応対のクライアント様の場合「The person in charge is out of the office now.(担当者は外出しています)」とお伝えすると「Ok. I will call again.(またお電話します)」とお名前も仰らずにお電話を置かれてしまうことがよくあります。
それがスタンダードだと気付くまで少し時間がかかったのですが、今では慣れたものです。
海外の方全てが同じ対応というわけでは無いと思うのですが、こういったビジネスマナーもあるのだな、と新たな発見でした。
弊社電話代行サービスは、ご契約者様に代わってお電話に出させていただくというものです。ご契約者様宛のお電話を受けている立場なので、海外の方からのお電話の場合も「日本のビジネスマナー」を基本に、応対を行っています。それは日本特有の親切丁寧な接客を行うことで雰囲気の良い会社だと思っていただけるためです。海外の良い意味で気を遣わないビジネスマナーも良いですが、日本の丁寧でおもてなし精神あふれる対応することで、海外の方に日本の文化を感じていただける機会になると思います。
しかし同時に、一人ひとりにあわせて柔軟に対応していくことも大切です。これからも「おもてなし大国」として世界に認知されている日本のイメージに恥じないよう、心温まる応対を心がけてまいります。引き続きCUBE 電話代行サービスをよろしくお願いいたします。