皆様はネイティブの方と英語で会話する機会がございますか。
私は業務として英語でのお電話に対応させて頂いておりますが、プライベートではなかなか英語で話す機会がありません。
大学在籍中に親しくなったネイティブの友人と、たまにLINEでやり取りをする程度です。
この前、友人から久しぶりに電話が掛かってきたので、私が英語で電話対応をしている旨を伝えたところ、ビジネス英語のアドバイスをもらいました。とても参考になったのでご紹介させていただきます。
まず1点目に、日本人は“Sorry”を多用しすぎだと言われました。
日本人同士の会話でよく使用する「すみません」の表現は、外国人からすると奇妙に感じる表現のようです。
日本人同士では電話に出た際「すみませんが、○○様にお繋ぎ頂いてよろしいでしょうか」、伝言を頼む際「すみません。よろしくお願いいたします」など言ってしまいがちですよね。
深い謝罪の意味ではなく、相手に手間を掛けさせてしまうことに対して申し訳なく思い、「すみません」と言うのですが、外国人からすると「どうして悪いことをした訳でもないのに謝るんだ!?」と思うようです。
私も実際、友人との電話の際に“Sorry”を連呼していたのですが、“You don’t have to say sorry!”と笑い飛ばされることが多々ありました。
何か依頼をしたい場合は、謝る必要はないので丁寧な表現で話せばいいと言われました。
その際は“Please”ではなく“Would you~?/Could you~?”の表現を使うべきとのことでした。
“Please”は必ずしも丁寧な言葉遣いになるというわけではなく、あくまでも命令系なので避けたほうがいいという理由からだそうです。
例えば目上の方に後で電話を掛け直してもらう場合、「後で電話を掛け直して下さい」とは中々言いませんよね。恐らく自然と「後ほどお電話をお掛けいただいてもよろしいでしょうか」と言っているかと思います。
それと同様に英語で話す際も“Would you~?/Could you~?”と相手に選択肢を与えるように話せばいいという訳です。
2点目のアドバイスは、ビジネスシーンでの電話対応時に「少々お待ちくださいませ」と言う場合、“Wait”という表現はあまり使わない、という事でした。
電話中の「少々お待ち下さいませ」ということは「電話を切らずにそのままお待ちください」という意味なので【そのままの状態でいる】という意味の“hold on”を使い、“Could you hold on?”のほうがより丁寧な表現とのことでした。
これらの表現を教えてもらってからは、私の使っていた英語ではネイティブの方からすると違和感があるのだと気付きました。
業務として英語を使っている以上、「伝わればいい」と思うのではなく、相手の受ける印象を考えながら、より丁寧な対応ができるよう今後とも精進してまいります。