皆様お正月休みはどのように過ごされましたでしょうか。
私は家でゆっくりしていましたので、YouTubeで海外の旅動画などを見て旅行気分を味わっていました。
海外の番組を見ていると翻訳のバリエーションがいろいろあるなあと感じます。
私は英語の受電部署におりますので、英語でお電話頂いた内容を日本語にまとめてメールをするのですが、よりスムーズにご理解頂ける内容になっているか、いつも気にしています。文章のみで雰囲気が伝わるかなども気になる点です。
翻訳をする方のインタビューを読んだことがあるのですが、英語力はもちろんのこと、日本語能力がとても重要であるそうです。
英語が12色の色鉛筆だとすると、日本語は色の多い色鉛筆に例えられるといいます。
せっかく何色もあるのだから使ってみようということで、色でいうところのグラデーションをつけたりができるというわけです。
どのように表現するかは翻訳している方の腕の見せ所と言えるかもしれません。
一言の英語であっても場面によって様々に翻訳できるということがあります。
英語では『I’m 〇〇』だけの自己紹介でも、それをビジネスシーンで日本語にするときは『私は〇〇と申します』というような具合に訳されると思います。
その場面に合う日本語に翻訳されると思いますが、直訳で考えると、そんなにかしこまった言い方はしていないと感じる場合があるかと思います。
バイリンガルの方々が映画を見ていて映画の内容と翻訳にズレがあると仰っている時もありますが、このことが関係していると思います。
もちろんあまりに飛躍している場合は別ですが、映画やテレビの字幕や吹き替えは、この場面は日本ではこのように受け答えするのが良いという文章に整えて修正されているような印象を受けます。
映画やドラマなどはそのまま正確に伝えるということよりも、その場面に合うかどうかや雰囲気を伝えられるかにもフォーカスされているように思います。
英語圏の方のカジュアルな言い方やユーモアのある言動などはとても素敵なのですが、お電話での応対の例でいうとビジネスシーンで「やあ!〇〇だよ!××さん呼んでよ。」などと訳してしまうと、ただ明るい方なのに、とてもちぐはぐな印象を与えてしまいかねません。
もちろん、日本でもそのような方はいらっしゃいますが、とても親しくない限りはあまりないといえます。
やはりそこは『こんにちは。〇〇です。××さんお願いします。』と少し整える必要があると思います。
受電をクライアントの皆様へご報告する際に、英語と日本語との感じ方の違いがありますので、そのニュアンスを表現するのは少し難しいですが、先輩方のようにスムーズに綺麗な文章を作成できるように日々努力して参りますので、皆様どうぞ宜しくお願いいたします。