このところ、気温の寒暖差も落ち着き、穏やかな日が続いて気持ちが良いですね。
このまま暖かなお天気が続けばと思うばかりです。
さて、5月の第二週日曜日は「母の日」ですが、皆様はどのようなものをプレゼントされておりますか。私は、母の日ならではの贈り物というよりも母親が喜びそうなものをプレゼントしているので、正直のところ他の記念日と混在してしまっております。
母の日と聞いて連想するのは、やはり「カーネーション」ではないかと思います。
では、いつ頃から母の日にカーネーションを贈るようになったのでしょうか。
諸説ございますが、100年ほど前のアメリカ・ウェストヴァージニア州で、アンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するために1908年5月10日にフィラデルフィアの教会でカーネーションを配ったのが母の日のはじまりで、そこから“母の日のシンボル”として伝わったと言われております。
1910年にウェストヴァージニア州知事が5月の第二日曜日を母の日にすると宣言します。
やがてアメリカ全土にその風習が広まり、1914年に正式に「母の日」が制定されました。ちなみに、日本で初めて母の日のイベントが行われたのは明治末期頃で、大正4年には教会でお祝いの行事が催されるようになり、徐々に民間に広まっていったそうです。
また、カーネーションの花言葉には「女性の愛」や「純粋な愛情」等の意味があり、色によっても様々な意味が込められています。
赤色は「母への愛」や「真実の愛」等で最も直接的に母親への想いが込められており、母の日の定番色とも言えます。
しかし、同じ赤でも色味が暗く深みのある赤色は「私の心に哀しみを」という意味に変化するので、色の明暗にも注意が必要です。
さらに、淡い黄色は「軽蔑」や「嫉妬」の意味があり、こちらも贈り物としては不向きです。
その他に、白色には「私の愛情は生きている」や「尊敬」の意味があり、亡くなった母親をしのんで贈る花の定番と知られています。最近では、遺伝子組み換えや着色で作られる青色もありますが、こちらは「永遠の幸福」という意味があります。
このように、日ごろの想いを込めてプレゼントできるのも素敵ですね。
お母様の贈り物選びのご参考にしていただければ幸いでございます。