皆様こんにちは。
私事ですが、最近少し長めのお休みをいただき、旅行へ行ってまいりました。しかし、その数日の休み明けに仕事を再開すると、感覚が鈍っているような気がしてしまい、いつもよりも一つ一つの作業の確認に時間をかけてしまう、ということがありました。
皆様はそういった経験はございませんか。
こんなとき、機械のようにスイッチのオンオフで以前と変わりなく業務がこなせたら良いのに…なんて思います。
近年は、機械や人工知能の技術が発達し、様々なものが機械化され、「あの仕事はいつか機械に取って代わられる」というお話をよく耳にします。
現在は、自動改札も当たり前の風景になりましたが、以前は手動であったことを考えると、先んじて機械化された業務の身近な例ではないでしょうか。
現在ですと、小売店の会計ですとか、一般事務所、流通関係などが例に挙げられていますね。
その中で、「秘書」や「電話のオペレーター」もよく取り上げられる仕事でございます。
秘書代行・電話代行をしている私どもにとっては、仕事を奪われる危機なのではないかとご想像されている方もいらっしゃると思います。
しかし私は、機械化され人工知能などによって自動的にお電話が処理されていくようになったとしても、全てがそうなるわけではなく、どこかで人の力が必要になってくるのではないかと考えております。
例えば、イレギュラーな内容のお電話や、柔軟な対応が要求される場面というのは必ず発生します。
その時に機械や、あるいは人工知能が対応できるようになるまでには、まだ時間がかかるのではないでしょうか。
また、お電話をかけるのは人ですから、少なからずそのお電話には気持ちがこもっています。
込められた気持ちは話し方や声のトーンに現れますが、そういった細かいニュアンスを理解するのは人でも難しいことがあります。
そして、不安や怒りを感じている方の中には、人と話しているという実感が伴うことでマイナスの感情が緩和されるという方もいらっしゃることでしょう。
そういった観点から見ても、今私どもがしている仕事というのは、簡単に自動化するのは難しいのではないでしょうか。
それは言い方を変えれば、私どもが機械に勝る点であると思います。
私も、人の力でできることの「売り」を忘れず、柔軟で気持ちのこもった対応を心がけ、今後も電話代行業務に取り組みたいと思います。