皆様に代わって電話応対を行なっていると、電話での印象と言うものは非常に大きいものだなと痛感する日々です。
私どもは毎日、ご契約者様の取引先の方やお客様、または営業のお電話をお取りしています。
弊社では、その中でも営業のお電話に関しては特別なご指示のない場合、クライアントの方々にお取次ぎしないようにしております。そのため、私達で終話をする運びになるのですが、お話のされ方が様々だと感じます。
営業というと、取引相手になるためにどうにか話を聞いてもらいたい、好感を持ってもらいたいというお話のされ方をする方が多いのですが、中にはそういったお電話をかける事が日常となりすぎてか、台本を棒読みしているのかと思うような方や、思わず本当に営業をするつもりがあるのかというようなお話の仕方をされる方もいらっしゃいます。
お電話をする方からすれば、それこそ何百社とある内の一つなのかもしれませんが、お電話を受ける側の企業としてはその方が会社の顔になってしまうのです。もし今後、何かのご縁があって同じ会社の別の方とお話する機会があってもなかなか好印象にはならないのではないでしょうか。
ただ、それらは電話を受ける私達にも同じことが言えます。
毎日多数のお電話をお受けしますので、お電話をかけてきてくださる皆様方に対して慣れ故の失礼な態度を取ってはいないかと言う事は常に意識しなければならないと思います。
常日頃、お客様応対に関しては皆様の大事なお客様のご対応を任されている身として意識をしておりますが、人の振り見て我が振り直せという言葉もあります。
やはり改めて自分を見つめ直す、振り返るということは電話応対に限った話ではなく、どのようなことであっても大切な事かと思います。
一般のお客様の中には初めてお電話をかけるので不安に思っていらっしゃる方もいれば、電話をするのはそもそも苦手でうまく用件を伝える事も苦手という方もいらっしゃるかと思います。せっかく興味を持ってクライアントの企業に対してお電話をくださる方々に対して、こちらは慣れているからといって配慮のない応対をすると、せっかくの新規顧客も別のところにしよう、と離れてしまうかもしれません。
そういったことが無いように、クライアントの方々のお電話を代わりにお受けする立場として、日々の電話応対から学べる所を吸収しつつ、よりよい電話応対を心がけたいと思います。