こんにちは。
熱い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は最近、友人とカラオケに行って気が済むまで歌うことにハマっています。
カラオケでは歌詞がテロップに出るので、特にバラードではテンポが遅いものもあり、その意味や、歌の内容がよく分かります。すると、サビのフレーズは知っていてもよく知らなかった他のメロディの歌詞も知って良い歌詞だなと改めて知ることもあります。
歌でも言葉を知ることがありますが、文章や言葉は本や新聞を読むと文章力が身に付くと言います。それ以外にも文章力を身に付けるための本も読んでおります。
その中で、自分がついつい使ってしまいそうだなと思うことがありましたのでご紹介したいと思います。
「こそあど言葉」は、使いすぎると文章がくどくなります。
「これ」「それ」が指している言葉が明確であれば、余計な指示語を省くと、文章がすっきりして意味が十分通じ、引き締まった文章となります。
しかし、「これ」「それ」が指している言葉が明確でない場合、迷ってしまう場合は、指示語を使わず、語句自体を表記すると分かりやすくなります。
文章の中で大切な役割もする指示語ですが、使い方によっては文章をわかりにくくするので使い方には十分気を付けます。
「こと、もの」を使いすぎると、中身があいまいになります。
物事を抽象化する言葉ですので、使いすぎてしまうと内容がぼやけてくる恐れがあります。
なので、しっかりと具体的に言葉で表すとより丁寧な文章に見えます。
「重ね言葉」を失くすことで文章をすっきりさせます。
同じ意味の言葉を重ねる使い回しを重ね言葉といいますが、例えると、“後で後悔する”や“いちばん最初”など沢山あります。
また、余談ですが「重ね言葉」は再婚や悲しい出来事の再来を連想されるとも言われ、結婚式でのスピーチでは嫌われるといいます。
~よくある重ね言葉~
・加工を加える⇒加工する
(“加工をくわえる”と重なってないように見えますので注意が必要です。)
・お体ご自愛ください⇒ご自愛ください
(自愛とは「自分の健康状態に気を付ける」の意味ですので、体という言葉をつかうと意味が重なります。)
・約30分ほど⇒約30分 もしくは 30分ほど
(“約”と“ほど”が重なると、同じ意味が続くので使用する場合はどちらかにする。)
上記のように、普段なにげなく使っていた言葉でも、実は「重ね言葉」として誤って使っている場合もあります。
言葉の意味を分かっていれば防げると改めて感じました。
文章をより読みやすく、意味を分かりやすくするためにも「こそあど言葉」や「重ね言葉」、「~こと、~もの」という言葉を使いすぎないよう意識してまいります。