12月に入り更に寒さが増してきました。
1年間が過ぎるのは本当にあっという間ですね。
気温が低く、空気の乾燥しやすいこの時期。
あちらこちらで咳き込む方や、マスクを着けている方をお見かけします。
私もしょっちゅう風邪をひいてしまうほうで、自分では予防しているつもりでも、ふと気づいたときには風邪の症状が出てしまっています。
今回は、身近なようで意外と知られていない、風邪の予防について調べてみました。
まず、風邪とはなんなのでしょうか。
原因となるウイルスが、鼻やのど、気管などの粘膜に付着し増殖するために起こるそうです。
風邪ウイルスとはいっても、200種類以上もあると言われていますが、多くは、高温高湿の環境に弱いという特徴を持っているようです。
気温が低く乾燥する日本の冬は、ウイルスが活動するにはベストな環境で、その為に冬になると風邪をひく人が多くなると言われています。
一方、風邪ウイルスのなかには、少数ながら高温高湿を好むものもあり、いわゆる「夏風邪」の原因と言われるのがこのウイルスだそうです。
誰もが一度は患った経験のある風邪ですが、実は医学的には風邪という病名がないそうです。「風邪」は、鼻水・鼻づまり・発熱・のどの痛み・せきなどのさまざまな症状の総称で、正確には「風邪症候群」というそうです。私も初めて耳にしました。
風邪の予防は、まず第一にうがいが大切です。
のどや口などに入りやすいウイルスを除去するのに役立つほか、のどを潤して乾燥を和らげる働きがあります
栄養面ではビタミンA・C・E(エース)が注目されています。
ビタミンAは緑黄色野菜に多く含まれ、鼻やのどの粘膜を守る働きがあるそうです。
ビタミンCは最もよく聞くことばかもしれません。
野菜類、果物、いも類に多く含まれ、風邪ウイルスへの抵抗力を高めるのに必要不可欠です。
寒さや疲労、発熱等のストレスで、たくさん消耗されるため、毎日・毎食摂りたい栄養素でもあります。
※ただし、ビタミンCは水に溶ける性質(水溶性)があるため、大量に摂取しても余分な分はすぐに尿として対外に排出されてしまいますので、少量ずつ摂取するのが良さそうです。
ビタミンEは、緑黄色野菜、種実類、植物油に多く含まれますが、血行を良くしたり、免疫力を上げてくれる働きがあります。
また、風邪のひきはじめには消化機能が低下することがありますので、油脂類は控えめにし、体を温めて免疫機能を活性化させる、暖かくて汁気のある料理で乗り切りたいですね。
殺菌効果のあるネギ類や、体を温めるショウガは普段から料理に取り入れても良さそうです。
「うがい」「免疫力をあげる食事」ときましたが、更にその上で適度な運動を行えばより効果があるかもしれません。
ちなみに、世界の風邪予防はどのようになっているのでしょうか。
日本では、風邪をひきそうなときには、ショウガ湯やたまご酒を飲む習慣がありますが、調べてみると、海外では少しユニークな予防法があるようです。
中国では、水と酢を混ぜたものを鍋に入れて火にかけ、鍋から立ち上がる湿気で部屋を暖めるようです。その酢を含んだ湿気が鼻の通りを良くするようです。
フランスでは、赤ワインを日本酒のようにお燗して飲むそうです。
一方、ロシアではご存知の通り厳しい寒さを乗り切るために、欠かせないのがニンニクのようです。風邪のひきはじめや予防のために、普段から生のニンニクを食べるようです。
このように各国によって、風邪の予防方法はさまざまですが、調べてみて感じことは、
「免疫力をあげる」「のどを潤す」「体をあたためる」ということが世界共通のようです。
これからの季節、ますます風邪をひく人が増えると思います。
私たちのような、電話対応を仕事としている身にとって、風邪をひくことは特に仕事の妨げになってしまいます。
咳込んだり、鼻づまりのある状態での電話対応は好ましくありませんし、自分自身も心地良いものではありません。その上周りにも風邪菌を拡散してしまうことになります。
いつでも体調を万全にし、より良い電話対応ができるよう努めていきたいと思います。
(参照HP:http://health-to-you.jp/cold/kazetaisaku0329/
http://www.japanclinic.co.jp/consult/consult_03_11.html