今回は、先日の研修で学んだ『アサーティブコミュニケーション』についてご紹介させていただきます。

まず、コミュニケーションには4つのパターンがあります。
 Ⅰ)話が一方的になってしまう「攻撃型」
 Ⅱ)自分が我慢してしまう「受身型」
 Ⅲ)態度で示して相手をコントロールする「作為型」
Ⅳ)攻撃型でも受身型でも作為型でもない第4のコミュニケーション「アサーティブ」

アサーション(assertion)とは、自分も相手も大切にした自己表現やコミュニケーションのことです。アサーションの訳語は「主張」「断言」となりますが、「アサーション」はそれだけではなく、「自他尊重の自己表現」のことであり、心理、行動、そして対人関係の視点から見直した人間関係づくりの考え方と方法でもあります。

アサーションの実践には、
① 自分の気持ちや意見をはっきりさせること
② それを具体的に表現するスキルを身につけること
③ 相手の思いを理解すること
上記3つの要素が必要です。
その3つの要素を満たした状態をアサーティブ(assertive)と呼び、自分の気持ちや考え、
信念などを、正直かつ率直に、そしてその場にふさわしい方法で表現することをアサーテ ブな表現といいます。
研修では、自身のアサーティブ度を測定するためのチェックテストを行ったのですが、
私は「受身型」のコミュニケーションをしている傾向があることがわかりました。
自分が我慢してしまう「受身型」は、比較的日本人に多いといいます。

アサーティブを妨げるものとして、
① 自分の気持ちを正しく把握できていない
② 「自己表現」することに不安や恐れをもっている
③ 考え方がアサーティブでない
④ 上手に自己表現するためのやり方がわかっていない
⑤ アサーティブになる「権利」があることを認識していない
上記5つの要素が挙げられます。
アサーティブコミュニケーションの背景には、「自己表現の権利」という誰もが
生まれながらにして持っている基本的人権を認める考え方があります。
まずは自分を信頼し、勇気をもって、素直な気持ちで自分の意見を主張する。
主張が一方的になったり、攻撃的になったりしないよう、
自己主張のバランスを身に着けることが大事なのですね。
努力と心がけ次第で、コミュニケーションの仕方は変えられます。
社会人として、「アサーティブ」な行動ができるよう、常に振り返りながら
コミュニケーションをとっていきたいです。

(参考HP:http://www.jtua.or.jp/education/column/assertion/201504_contents.html
    :http://big-mac.jp/recommend/assertive-communication/)

株式会社 大阪エルシーセンター CUBE電話代行サービスグループ
CUBE電話代行サービスでは、実際に電話応対をしているオペレーターが、電話代行サービスの魅力やビジネスに関する情報を発信しています。日頃の電話応対のノウハウや様々な業種の導入事例等、電話応対にお悩みの企業様や、電話代行を検討している方は是非ご覧下さい。