さまざまな数値を計測して経営改善に活かす「データ駆動経営」が注目を浴びており、マーケティングにおいてもデータを活用した改善を試みる企業が増えてきました。
しかし、マーケティングに関わる数値は膨大で、分析や施策の実行をすべて手動で行っていては手間も時間もかかってしまいます。
そんな中、注目を浴びているのが「マーケティングオートメーション」です。
マーケティングオートメーションとは、自社サイトやメール、ソーシャルメディアなどを活用して、マーケティング活動をより効率的かつ効果的にすることを目的としたツールを指します。
マーケティングオートメーションの導入によって作業を効率化し、担当者の工数を大幅に減らすことが可能です。
そこで今回は、マーケティングの自動化に最適なマーケティングオートメーションツールを7つご紹介します。
日本語で利用できるツールに厳選していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
【目次】
月額5,000円から利用可能な「Kairos3」
出典:Kairos3
「Kairos3」は、マーケティングオートメーションに必要な機能をクラウドで利用できるソフトウェアです。
画面上に操作ガイドとナビゲーションが表示されるので、はじめてでも使いやすく、専門知識がなくてもマーケティングオートメーションが利用できます。
特筆すべきは料金の安さで、月額5,000円から利用可能となっています。
保有リード数、月間PV数、月間メール送信数によって料金が変わり、サイトの規模に応じた無駄のない最適なプランが選べるのも特徴です。
機能が充実した「Marketo」
出典:Marketo
「Marketo(マルケト)」は全世界で4500社に導入されているツールです。
マーケティングオートメーションから、マーケティングアナリティクス、メール、モバイル、ソーシャル、デジタル広告など、マーケティングに関する機能が多数備わっています。
顧客一人ひとりに一貫性のあるメッセージを届け、one to oneコミュニケーションを実現してくれるツールです。
海外のマーケティングツールですが、日本語対応しています。
見込み客獲得に強みを持つ「SATORI」
出典:SATORI
「SATORI」は、見込み客を増やす「リードジェネレーション」機能が充実したマーケティングオートメーションツールです。
「ウェブ客を集める」「メアドあり客に誘導」「見込み客へ育成」、この3つの開拓プロセスでマーケティング活動を行います。
機械学習で使うほど精度が向上する「B→Dash」
出典:B→Dash
「B→Dash」は、ワンプラットフォームでマーケティングデータの管理・統合・活用を実現するツールです。
AI(人工知能)によってマーケティング業務を全て自動化することが可能で、これまで担当者が行っていた作業を代行してくれます。
機械学習で成功・失敗要因を抽出する機能も備わっているので、使うほどに精度が向上していきます。
デジタルマーケティングを全面的にサポートする「Adobe Marketing Cloud」
PhotoshopやIllustratorの開発元として知られる、Adobeが提供しているマーケティングオートメーションツールです。
カスタマーエクスペリエンス、データドリブン型マーケティング、モバイルマーケティング、クロスチャネルマーケティング、広告自動取引など、デジタルマーケティングを全面的にサポートしてくれます。
クロスチャネルの顧客体験の連携でCVを高める「IBM Marketing Cloud」
「IBM Marketing Cloud」は、2015年にリリースされたばかりのクラウド型マーケティングオートメーションツールです。
マーケティング、リード管理、モバイル・エンゲージメント・ソリューション、e-メールを提供し、クロスチャネルの顧客体験の連携によってコンバージョン率(CV)向上を実現します。
複雑なマーケティングを簡素化する「Oracle Marketing Cloud」
元々はカナダのEloqua社が提供していましたが、2012年に同社をオラクルが買収、2014年に名称が「Eloqua」から「Oracle B2B Cross-Channel Marketing」に変更され、「Oracle Marketing Cloud」に属する製品として提供されています。
「Oracle Marketing Cloud」では、「Cross-Channel Marketing」「Oracle Marketing Automation」「Content Marketing」「Social Marketing」の4つのソリューションを備えています。
1つのプラットフォームで4つのソリューションを利用可能にすることで、複雑になりがちなマーケティングを簡素化してくれます。