従来、クレジットカード決済の導入には、高額の初期費用が必要でした。
しかし、最近は「Square」や「Coiney」など、スマートフォンやタブレット端末を使って安価にクレジットカード決済が導入できるサービスが増えてきました。
個人商店や中小企業でも導入しやすいモバイル決済サービスを6つ厳選し、各サービスの特徴を解説していますので、比較の参考にしていただければと思います。
【目次】
Square(スクエア)
出典:Square
「Square」は、スマホやタブレットなどのモバイル端末をPOSレジとして使えるようにするクレジットカード決済サービスです。
使い方は簡単で、カード読み取り機をモバイル端末に挿すだけでクレジットカード決済ができるようになります。
カード読み取り機は小型なので持ち運びに便利で、カード情報は読み取りの際に暗号化され、決済完了後は端末に情報を残さないのでセキュリティ面でも安心です。
決済手数料以外の費用は不要で、VISA、MasterCard、 American Expressのいずれも手数料は3.25%となっています。
Coiney(コイニー)
出典:Coiney
「Coiney」は、スマホやタブレット端末にICカード対応のターミナルを接続し、クレジットカード決済を可能にするサービスです。
国際的なセキュリティ基準「PCI DSS」に準拠しており、カード情報はモバイル端末に残しません。
VISA、MasterCard、JCB、American Express、SAISON CARD、Diners Club、DISCOVERが利用可能で、いずれも決済手数料は3.24%となっています。
初期費用は、端末19800円が、2016年6月15日現在はキャンペーンで無料になっています。
楽天スマートペイ
出典:楽天スマートペイ
「楽天スマートペイ」は、モバイル用のアプリで金額の入力を行い、カードリーダーにカードを挿し込んで暗証番号を入力して決済をする仕組みになっています。
カードの利用控えはメールで発行するので、印刷用紙を管理する手間がかかりません。
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVERの6ブランドが利用可能で、決済手数料は3.24%となっています。
初期費用や月額固定費は不要です。
フレッツスマートペイ
出典:フレッツスマートペイ
「フレッツスマートペイ」は、フレッツ光などのNTTのインターネット接続サービスを利用しているお店を対象にしたモバイル決済サービスです。
スマホかタブレット端末で利用可能で、お客さんにはモバイル端末の画面上にサインしてもらう仕組みになっています。
決済手数料はVISAとMasterCardは3.24%、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVERは4.44%となっています。
初期費用5,000円で、カード決済手数料以外でNTTのインターネット接続サービスの利用が必要です。
Airペイメント
出典:Airペイメント
「Airペイメント」は、リクルートが提供しているモバイル決済サービスです。
他のモバイル決済サービスと同様に、専用のカードリーダーでクレジットカードを読み取ります。
VISAとMasterCardにのみ対応していて、いずれも決済手数料は3.24%となっています。
初期費用は、カードリーダー代9980円です。
PAYGATE AIR
出典:PAYGATE AIR
「PAYGATE AIR」は、接触IC、磁気ストライプ、電子マネー、バーコードリーダーに対応しているモバイル決済サービスです。
Bluetoothで通信を行い、モバイル端末とカードリーダーを接続します。
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVERに対応していて、料金についてはお問い合わせくださいとのことです。