仕事が速い人は基本的な能力、いわゆるスペックが高いと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
確かに能力が高くて仕事が速い人もいますが、そもそも仕事が速い人は仕事の取り組み方に対する意識が違います。
仕事が速い人の行動や意識には共通点があり、それを知れば仕事が遅くて悩んでいる方も効率良く早く仕事を進めることができます。
仕事のスピードアップの参考に、仕事が速い人の7つの特徴を解説します。
【目次】
仕事が速い人の特徴(1)デスク周りが片付いている
仕事が速い人のデスク周りは整理整頓が行き届いています。
資料や文具でが散らかっているデスクは、目的の物を探すのに時間がかかったり、作業スペースが狭くなったりして、作業効率が落ち、作業に邪魔になるのでストレスにもなります。集中力の低下にもつながります。
仕事が速い人は、デスク周りを常に綺麗に片付けているので、最短で必要な物を探すことができ、ストレスなく作業ができるので必然的に仕事が速くなります。
忙しいとデスク周りの整理をついつい後回しにしてしまいますが、作業効率のことを考えると、その時その時に片付けてしまった方が賢明です。
デスク周りだけでなく、パソコンのデスクトップも同じです。、
デスクトップを一時的なファイル保管場所にしている人は少なくないかと思いますが、それでは目的のファイルを見つけるのに時間がかかってしまいます。
作業効率を高めるために、パソコンのデスクトップも整理整頓しましょう。ファイルを整理しておいた方が作業がはかどります。
仕事が速い人の特徴(2)仕事のゴールを決めている
仕事の速い人は、「今日は何時までにここまでやるんだ」と自分の中でゴールを決めて仕事に取りかかっています。
ゴールを決めて仕事をすることで、締め切りを意識したダンドリをするようになり、効率的に仕事が進められます。
逆に、ゴールを決めずに仕事に取り掛かると、それぞれのタスクにどれくらい時間がかかるのか、自分が時間をかけるのか、どの順番で片付けたら良いのかを把握できず、ダンドリを組まなくなってしまい、、効率の悪い仕事の進め方になってしまいます。
仕事が速い人はゴールを決めて仕事に取り掛かり、作業の時間、取り掛かる順番などを決めて効率良く仕事をします。
ゴールが見えていると仕事に張り合いが出てくるという効果もありますので、なんとなく仕事に取りか掛かるのではなく、ゴールを決めて仕事に取り組んでみてください。
仕事が速い人の特徴(3)1日の仕事を把握し優先順位を決めている
仕事が速い人は、一日の始まりに今日はどの仕事をこなさなければならないのかを把握し、どの順番で取り組むべきかを考えています。
いつも締め切りギリギリになってしまう人、後で思い出して慌てて取り掛かることがよくある人は、仕事の優先順位が把握できていないといえます。
仕事の重要度、作業時間、状況などをふまえ、優先順位を決めると効率良く仕事がを進めることができます。
仕事が速い人の特徴(4)全部自分でやろうとしない
なんでもかんでも自分でやろうとするとどこかで無理が生じ、結果的にどの仕事も中途半端になってしまいます。
仕事が速い人は、良い意味で人に任せるのが上手で、自分がやるべき仕事と人に任せられる仕事を理解しています。
自分ひとりでできる仕事量には限界がありますし、会社は組織なので分担して仕事をしないのは非効率といえます。
部下に任せるより自分でやってしまった方が早いと考えずに、人に任せる術を覚えるのも仕事を速くするコツなのです。
仕事が速い人の特徴(5)完璧主義になり過ぎない
仕事が速い人は、いい意味で完璧主義ではありません。
「手を抜く」という意味ではありません。
クオリティには上限がなく、完璧にしようと思ったらキリがないので、自分の中で仕事のクオリティのラインを決めることが大事なのです。
完璧を目指すのは悪いことではありませんが、ひとつの仕事に時間をかけ過ぎると他の仕事に支障が生じて出てしまいます。
一番ダメなのは、自分が完璧主義だからといって部下にも完璧を求めることです。
部下は、どこまでクオリティを高めれば上司が満足するのだろうかと悩み、ストレスを溜め必要以上に疲弊させてしまいます。
思い当たるフシがある方は、もう少し気持ちを楽にして仕事に取り組みましょう。
仕事が速い人の特徴(6)常に周りの状況を把握している
仕事が速い人は自分の仕事の進捗状況だけでなく、周りの状況も把握しています。
会社は組織ですから、他の人の仕事の進捗状況が自分の作業にも影響してきます。
必要な資料を先回りして準備しておいたり、待ち時間が発生しないように柔軟に優先順位を決めたりするためには、常に周りの状況を把握しておく必要があります。
仕事が速い人の特徴(7)残業ありきで仕事をしない
仕事が速い人は定時に仕事を終えることを目標としています。
残業ありきで仕事をするとダラダラして作業効率が落ちてしまいますので、定時に帰宅することを目標に仕事を進めてみてください。
長時間仕事をしている方が頑張っているとみられることが多いですが、残業ありきで仕事をして非効率な仕事の進め方をしていたのではそれは頑張っているとはいえません。残業代が発生し利益が圧迫されるので本末転倒です。
仕事の評価は、本来その成果によって計られるべきものだと理解しましょう。
反対に、効率良く仕事を進めているのに頑張っていないとみられることもあるため、その意識の違いを変える必要があります。
もちろん仕事量が多くてどう効率良く進めても残業せざるを得ないときもありますが、定時に帰ることを目標に効率良く仕事を進めることは自分のためにも会社のためにもなります。
おわりに
仕事が速くなると、残業や休日出勤を減らしてプライベートの時間を確保しやすくなります。
自分の人生を充実させるためにも、仕事が速い人に共通する特徴を真似てスピードアップを図りましょう。