「せっかくチラシを作って配布したのに、全然商品が売れない…」と悩んでいるお店は、効果の出るチラシのポイントを知らずに自己流で作ってしまっていることが多いです。
チラシは当然タダではありませんので、費用をかけた以上の効果、最低でも費用と同等の効果を上げなければいけません。

チラシの効果がないと悩んでおられる方のために、儲かるチラシを作るための5つのポイントをご紹介します。
費用をムダにしないために、反応が取れるチラシの作り方を学びましょう!

(1)ターゲットを絞る

幅広い客層にアピールしたい気持ちはよくわかりますが、ターゲットが絞りきれていないと、結局誰に向けてアピールしているチラシなのかわからなくなります。
ターゲットを明確にしないとコンセプトが定まらず、散漫としたよくわからないチラシになってしまいがちです。
最初に、どんなお客さんに商品を買ってもらいたいのかを考え、ターゲットを明確にすることが「反応が取れるチラシ」作りの第一歩です。

いくつかわかりやすい例を挙げましょう。
高齢の世代をターゲットにした場合は老眼でもスムーズに読めるよう文字を大きく、色使いもはっきりさせる必要があります。
主婦層を狙うのなら卵や野菜の特売が効くでしょうが、独身男性にはあまり効果がないでしょう。
このように、誰をターゲットに据えるかによって、チラシの表現を大きく変える必要があります。
ターゲットに好まれる色使い、ターゲット層が使う言葉使いをチラシに活用します。

(2)メッセージを明確にする

ターゲットを明確にしたら、次はチラシで伝えたいメッセージを明確にします。
メッセージは訴求ポイントと言い換えてもよいでしょう。
メッセージもターゲットを絞ることと同じで、あれもこれも盛り込みすぎると結局誰の心にも刺さらないチラシになってしまいます。

たとえば化粧水の場合、20代、30代、40代、50代では肌の悩みが違ってくるので、全ての世代に刺さるメッセージを考えるのは難しいです。
ターゲットに刺さる一番のポイントは何なのか、それを考えてメッセージを考えなければ、誰に向けているのかわからないぼんやりしたメッセージになってしまいます。
商品が良く、20代にも30台にも40台にも50台にも良い化粧品だったとしても、全員に伝えようとすると全員に伝わらないチラシが出来てしまいます。

(3)キャッチコピーは短く

日々、さまざまなチラシを目にするため、ひとつひとつのチラシを目にする時間は非常に短くなっています。
パッと見て、自分に関係なさそう、興味がわかないと感じさせてしまったらそのままゴミ箱に直行です。

キャッチコピーは興味を引くのに効果的な手法ですが、長いと頭にスッと入ってきませんし、途中で読むのをやめられてしまいかねません。
短いキャッチコピーの方が、一目で内容が頭に入ってくるため訴求がしやすいです。

キャッチコピーには商品の良さをたくさん詰め込んでしまいたくなりますが、ここでも我慢が必要です。
一番関心を持ってもらえそうなことに絞り、短いキャッチコピーでバシッと顧客の心を掴みましょう。
自分が一番伝えたいことではありません。ターゲットが一番興味を持つ言葉で考えてください。
スポーツ新聞やニュースサイトは短いキャッチコピーやタイトルで読者の興味を引きつけています。
キャッチコピーの作り方の参考にしてみるといいかもしれません。

(4)顧客に有益な情報を最初に掲載する

たとえば老舗のお店のチラシを作成する場合、実績をアピールしようと思ってチラシの最初に「◯◯年の実績」と載せても顧客の心には刺さりません。
そのお店が何年続いているかなんて情報は、基本的にほとんどの顧客にとって大した意味がないのです。
もちろん、まったく訴求にならないわけではありませんが、集客を目的としたチラシでは最優先事項であるとは言えません。
裏付けとしては、十分な実績ですからボディーコピーとしては利用できますね。

顧客がチラシを読むかどうかを判断するポイントは、自分にとって有益な情報が掲載されていそうかどうかです。
最初に目にするキャッチコピーに、自分にとって価値のある情報が掲載されていれば、チラシをよく読んでみようという気になります。
反対に、たとえチラシを読んだ先に顧客にとって有益な情報があったとしても、最初に目にした部分で自分にメリットがなさそうだと判断されてしまえば、そこまで読み進められずに捨てられてしまいます。

顧客がどんな情報を求めているのか、どんな悩みを解決したいのかなど、顧客目線になって考えてみると、自ずと掲載する情報の順番が決まってきます。
売れないチラシは「顧客の利益」を後回しにしてしまっている場合が多いです。
改めて顧客の視点に立って、顧客にとって何が有益な情報なのかを考えてみましょう。

(5)後回しにさせない

チラシを見て商品に興味を持ってもらったら、すぐに申し込みや問い合わせなどのアクションを起こしてもらう必要があります。
なぜなら、後回しにされてしまうと記憶から薄れ、時間が経つほどにアクションを起こす可能性が下がっていくためです。

「限定◯◯名様」「◯日までの期間限定」など、今すぐアクションを起こすための理由を盛り込んであげましょう。
せっかくアクションを起こす気になった顧客を逃さないためには、こうした最後の一押しが必要です。
ただし、「限定○○名様」と謳っているのに実際には無制限で受け付けているなどといったごまかしをすると後のクレームや信頼喪失につながりますので、チラシの内容と実態が乖離しないよう注意してください。

まとめ

いかがでしたか? 広告や情報にあふれた現代社会では、中途半端な訴求のチラシには誰も目を向けてくれません。
ここで紹介した5つのポイントに注意して、埋もれずにアピールできるチラシを作りましょう!

参考:【売れるチラシの作り方】イラストレーターを使わずに「反響を10倍」にした15の方法 – みんなのコピー

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