非通知から電話がかかってきた場合の対処法を考えてみましょう。

非通知設定とは?

非通知設定とは、架電者側の電話番号を相手に通知せずに発信できる設定です。
かけたい電話番号をプッシュする前に「184」の番号を押すことで、受電する側の電話機のディスプレイには「非通知」と表示されます。
架電者側がスマホでも固定電話でも同じく184のプッシュで設定できます。また、同じく受電する側もスマホであっても固定電話であっても、同じように非通知表示となります。
なお、184をプッシュしなくとも、固定電話機や携帯電話の設定ですべての発信を非通知設定ができる場合もあります。

非通知設定で電話をかけてくるのはなぜ?

受電する側からすれば、非通知で電話がかかってくると少し身構えてしまいませんか。
架電する側が非通知設定をする理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

1:電話番号を相手に知られたくない

まず考えられるのは、電話番号を相手に知られたくないという理由でしょう。
例えば、「ネットで販売されている商品について電話で詳しく聞きたいが、電話番号を通知していると営業電話がかかってくるかもしれない」、「弁護士事務所に依頼を受けてくれるか聞きたいが、依頼するまでは個人情報は教えたくない」など、様々な理由が考えられます。
特に昨今では、「個人情報をなるべく教えたくない」という人も多いのではないでしょうか。

2:勧誘・営業電話

企業からの勧誘電話が非通知でかかってくる場合もあります。
テレアポで何度も同じ電話番号へ勧誘の電話をかけていると、相手が「もうこの会社からの電話には出たくない!」と、電話番号指定でブロックをかけることがあります。
このように電話番号をブロックされてしまった場合、電話に出てほしいために非通知で勧誘の電話をかける企業も存在します。
あまりにしつこいようであれば、「もう二度と電話をかけてこないでください」とハッキリ断る方が良いでしょう。

3:詐欺などの犯罪目的

一番気を付けなければならないのは「犯罪」のために非通知で電話をかけてくる場合です。オレオレ詐欺などの電話を使った犯罪では、自分の身元を知られたくない犯罪者が非通知で電話をかけてくることがあります。
また、電話を利用した詐欺の下準備として、リストにある固定電話に非通知で電話をかけて、「電話回線がつながっているかどうか」「どんな人が住んでいるのか、働いているのか」「何時ごろなら受電するか(何時ごろに家や会社にいるのか)」を確かめることもあります。この場合は、こちらが受電するとすぐに電話を切ってしまう可能性が高いです。

非通知から電話がかかってきた場合の対処法

非通知の電話には出ない、もしくは非通知拒否の設定をする方法が有効です。
実際に非通知で電話がかかってきた場合、具体的にどのように対処すれば良いのでしょうか。対処法を4つ、ご紹介します。

対処法①電話に出ない

非通知でかかってくる電話に対しては一切出ない、という方法です。
「緊急で伝えたい用件がある」「絶対に相手と話したい」と思っている人は、わざわざ非通知で電話をかけません。非通知電話は基本的に、「重要な電話ではない」ということです。
もし架電者側が「自分の個人情報である電話番号は絶対に知られたくない!」と思っていても、非通知で電話をすれば相手と話せないということであれば、諦めるか、電話番号を通知して電話をするかの二択になります。

もし、いたずらや勧誘、犯罪行為のための電話だった場合、受電してしまうと「この電話番号は非通知でも受電する」というリストに載ってしまう可能性もゼロではありません。
なんの電話だったのか気になってしまうかもしれませんが、受電しないことでリスクを軽減することができます。

対処法②こちらの情報を一切伝えない

「非通知でかかってくる電話には出ない」と決めていても、非通知かどうかを確認せずに受電してしまう、もしくはスマホであればうっかり通話ボタンを押してしまうこともあるのではないでしょうか。
勧誘の電話の場合、「〇〇に興味はありませんか」や「~~で困っていませんか」という話から、電話相手が何に興味を持っているのか確認される場合があります。
特にスマホや自宅にかかってくる勧誘電話に対して「興味がある」と伝えてしまうと、そこから「無料サンプルがあるので名前と住所を教えてください」や、「資料を送りたいので送付先を教えてください」など、こちらの個人情報を伝えなくてはならないことになってしまいます。
非通知の電話では、相手がしっかりした企業なのか、詐欺まがいの企業なのかの判断ができません。そのため、案内された内容に興味があるかどうかも含めて相手に何も伝えない方が賢明でしょう。詐欺の電話の可能性もあります。

対処法③非通知拒否設定をする

「何度も非通知の電話が鳴って気が気じゃない」や、「非通知の電話でもうっかり出てしまうことがある」という方は、電話機で非通知拒否設定をすることをオススメします。
非通知の電話を拒否すると、非通知の電話がかかってきてもコール音が鳴りませんので、うっかり受電してしまうことも防げます。
電話機、もしくは電話回線のキャリアによっては、非通知拒否設定をしていると着信履歴にも残りません。
架電者側には「この電話はおつなぎできません」や「電話番号を通知しておかけ直しください」といった特定のアナウンスが流れる場合と、「ツー、ツー、ツー」と通話中の状態になる場合があります。NTTでは、高齢者に無償で本サービスを提供しているケースもあります。NTT回線をご利用の場合はお問合せください。
非通知拒否の設定は、固定電話機でもスマホでも可能です。

非通知拒否の設定方法:
Docomo

ソフトバンク

au

対処法④公的機関へ連絡する

もし受電した非通知の電話が、詐欺やストーカー等の犯罪行為や事件につながる可能性があれば、警察などの公的機関へ連絡する必要があります。
詐欺の場合であれば、各都道府県警察庁、警察署、その他「#9110」番の相談専用電話へ連絡するのが良いでしょう。
受付時間:平日の午前8:30~午後5:15(各都道府県警察本部によって異なります)

また、非通知の電話で脅迫されて身の危険性があると判断された場合や、ストーカー行為だと判断された場合に限りますが、警察から通信業者に、通信記録と回線の利用者情報の開示請求をしてもらうことも可能です。利用者情報の開示請求ができれば、どこの誰が電話をかけてきているのかが判明します。

参考:政府広報オンライン 警察に対する相談は警察相談専用電話 「#9110」番へ

非通知の電話に出る場合の注意点

たとえば地域密着型の商店や町の弁護士、その他の職種でも高齢の個人客がいる場合、「非通知発信になっているが、設定の解除の方法がわからない」などという理由で、非通知でいつも電話をしてくる顧客がいるかもしれません。
ほかの理由でも、どうしても非通知の電話だからとコールを無視したり、非通知拒否設定をしたりが出来ない状況にあるという方に向けて、非通知の電話に出る場合の注意点をご紹介します。

注意点①相手が誰なのか確認する

非通知電話を受電したら、まずは相手がどこの誰なのかを確認しましょう。
いつも非通知でかけてくる顧客であれば、声でわかるかもしれません。しかし、そうでなければ相手が名乗らずに用件から話始めた場合は、まずは「申し訳ありませんが、先に会社名とお名前をお伺いしできますか」と確認をいれると良いでしょう。
個人のスマホや家の固定電話であれば、「失礼ですが、どちらさまでしょうか」と確認をとることで相手にまずは名乗ってもらうことが大切です。
言い淀んだりはぐらかしたりする場合は、詐欺やいたずら目的の可能性が高いと言えます。

注意点②折返しの電話番号を聞く

詐欺であれば警察や弁護士などを装ったり、誰もが知っている銀行や大手企業の人間を装ったりして電話をかけてくる場合もあります。
相手が企業名や名前を名乗ったとしても、非通知電話での着信の場合は、「今から外出をするため、戻り次第、折り返しのご連絡をさせていただきます」と伝えて、折返し先の電話番号を聞くと良いでしょう。
折返し先の電話番号を教えてくれない、折り返しの電話を嫌がる場合は、悪質な電話である可能性が高いと言えます。

注意点③話を信じすぎない

非通知電話をかけてきた相手がどのような人物なのかはっきりとわからない限りは、話を信じてしまうことは危険です。
詐欺の場合は例えば、「クレジットカードの不正利用がありましたので、ご本人確認をさせてください。
フルネーム、生年月日、住所、登録している電話番号を教えてください」などと、うまく個人情報を聞き出そうとする場合があります。
本当のクレジットカード会社であれば、電話番号を通知して電話をしてくるはずです。相手の話が正しいと思いこまず、疑っておくことも大切です。

注意点④感情的にならない

話の内容を疑っておくことは大切ですが、非通知電話だからといって最初から高圧的に会話をしたり、感情的に話をしたりすることは得策ではありません。
こちらの話し方に対して電話相手が激昂したり、早口にせめ立てられたり、話が長引いたりする恐れがあります。
また、相手がどのような人物かわからない状態で口論になれば、その後、何度も無言電話をしてくるなどの嫌がらせをされる可能性も高まります。
電話で口論するよりも、不審だと感じたら相手にしないことが大切です。

注意点⑤こちらの個人情報は伝えない

非通知電話で執拗に居住地や会社の場所の詳細など、個人情報に関わることを聞いてくる場合は、こちらの個人情報お正直に伝えると事件に巻き込まれる可能性が高まります。
会社の場合であれば「詳しくはHPをご覧ください」と伝える、もしくは「来客の場合はアポイントが必要ですが、どのようなご用件でしょうか」など用件を先に確認するなどして対処すると良いでしょう。
個人宅の住所であれば「申し訳ありませんが、個人情報ですのでお伝えできかねます」と伝えて冷静にお断りしましょう。

自分の発信番号を非通知にする方法はある?

1回だけ非通知発信をしたい場合は、手押しで184+電話番号をプッシュすればOKです。
非通知電話で着信した場合の注意点をご紹介しましたが、逆に何かしらの事情があってどうしても非通知で電話をかけたいときはどうしたらいいのでしょうか。

まずは電話番号の前に「184」をつけて発信する方法が最も一般的です。
1回だけ非通知発信をしたい場合は、手押しで184+電話番号をプッシュすればOKです。もし「特定の電話番号へ発信をするときは非通知でかけたい」という場合は、あらかじめ電話帳登録を行う際に、184+電話番号で登録しておくことをオススメします。

次に、固定電話機もしくはスマホで非通知発信設定を行う方法があります。特定の電話機やスマホから電話発信を行う場合に、「すべて非通知発信」になります。
すべて非通知発信になるため、「発信者番号を通知して発信したい」場合には、電話番号の前に「186」をつけて発信すると、相手に電話番号を通知して発信することができます。

非通知発信を行う場合は、相手にしっかりと自分がどのような人物で、どのような用件で電話をしているのかを伝えなければ、詐欺や嫌がらせと疑われてしまう可能性があることを念頭においておくと良いでしょう。

非通知の電話にはなるべく対応したくない?

特定の顧客や相談者が非通知で電話をかけてくることがあるため、非通知着信の電話を受電せざるを得ない、という方もいらっしゃると思います。
しかし、非通知電話は営業電話やいたずら電話、詐欺などの悪質な電話も含まれる可能性があり、なるべく対応したくないというのが本音ではないでしょうか。

非通知電話の対応でお困りの方は、電話代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
電話代行サービスを利用すれば、会社や事務所にかかってくる電話を電話代行サービスのオペレーターが対応してくれるため、会社や事務所にとって不必要な電話対応をする必要がなくなります。
顧客や取引先、その他必要な電話であれば、電話代行サービスより報告が入ります。逆に不必要な電話であれば報告がない、もしくはメールやチャットで報告があっても目視のみでスルーしておけばいいため、精神的負担が軽くなることは確実です。
また、かかってくる電話に対して仕事の優先順位がつけやすくなるため、業務効率が上がるメリットもあります。

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まとめ

非通知電話がかかってくると、怪しい電話じゃないか…と身構えてしまうものです。
また、どこの誰からどのような電話なのかを注意深く聞き取る必要があるため、応対に時間がかかったり、精神的に負担がかかったり…。
電話代行サービスを利用すれば不審な電話はブロックしてもらえるため、従業員も安心して働くことができるのではないでしょうか。
さらに、応対品質の高い業者を利用することで、社内での電話対応の教育をせずとも、電話対応の顧客満足度が向上します。社内の電話対応の頻度もぐっと減るため、今までよりも確実にコア業務に集中することができます。

非通知電話の着信でお困りの方も、そうでない方も、顧客満足度も業務効率も確実にUPするCUBE電話代行サービスを是非ご検討ください。

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株式会社 大阪エルシーセンター CUBE電話代行サービスグループ
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