固定電話番号をレンタルするメリットやデメリットをご紹介

固定電話番号はレンタル出来る?

起業をお考えの方や、新規事業を始めようとお考えの方は、事務所の固定電話番号をどうするか一度は悩まれるのではないでしょうか。
スマホがあるから不要?それとも購入する?レンタル?と、固定電話番号1つでも様々な選択肢が考えられます。
本記事では、選択肢の1つである「固定電話番号をレンタルする」に焦点をあてて、そもそもレンタルはできるのか?から、レンタル出来るのであれば方法や料金はどうなのか?等、順を追ってご紹介していきます。

固定電話番号をレンタルする方法

固定電話番号を取得するには、基本的に経営者の方が新規で電話回線の契約をして、導入する必要があります。
20年程前は、銀行融資の際に電話回線の名義人などを調べられるなどあり、自社での取得が必須でした。
しかし、今は融資の際に電話回線の名義人を調査(キャリアが多く調査自体ほぼ出来ない)することはなく、HPで電話番号を突合せする、電話番号を検索してHPを確認する程度ですから、そのため現在は、レンタルで利用するという方法も選べます。

固定電話機をレンタルする

固定電話番号をレンタルするには、「ビジネスフォンをレンタル会社から借りる」という方法があります。
ビジネスフォンのレンタルは、新規電話回線の申し込みや工事もレンタル会社が行ってくれます。
そのため、ビジネスフォンと電話回線をセットでレンタルしていると考えてもいいでしょう。
ビジネスフォンのレンタルは、リース契約よりも短期間での利用が可能です。また、ビジネスフォンのレンタル時には審査が不要なため、起業したばかりでリース契約の審査が不安という方や、ビジネスフォンをお試しで使ってみたいという方におすすめです。
新品のビジネスフォンの使用を希望されている方や、最初からビジネスフォンの長期利用を決めている方は、リース契約がおすすめです。

クラウドPBXを利用する

クラウドPBX(※)というインターネットを利用した電話回線サービスを利用する方法もあります。
クラウドPBXを利用すれば、電話回線の導入工事や、ビジネスフォンの購入をする必要がありません。インターネット回線とスマートフォンがあれば、自宅にいても外出先にいても、事務所の固定電話番号として受電を行ったり、発信を行ったりすることができます。
但し、現在は市外局番を利用しようと考えると終端装置を事務所へ設置することを電気通信事業法で定められています。
経過措置も2022年で終了しているため、注意が必要です。
今の所、050番号は終端装置無しで導入出来ますが、特殊詐欺などの利用が増えた場合は、今後改正される恐れもあります。

参考:総務相総合通信基盤局 『電気通信番号関係の制度改正について』
https://www.soumu.go.jp/main_content/000614856.pdf

また、インターネット回線を利用することで通話料が安価であることがメリットですが、音声品質の保証が出来ないところが注意点と言えるでしょう。

(※)クラウドPBXとは…
PBXは、公衆交換電話網に社内にある多数の電話機を接続する役割があります。
PBXにより外線を担当者の電話機につないだり、社内の電話機同士で通話したり、といったことができるようになります。
営業部から電話した時は、営業部の電話番号で発信する、反対に営業部の電話番号で入電があった場合は、営業部の内線電話機を呼び出すといった制御の役割も担います。
クラウドPBXは、従来のPBXの機能をクラウドで提供するサービスです。

引用元:これだけは知っておきたい! PBXとクラウドPBXの違いとは?
「2.PBXとクラウドPBXの違いとは?」の項目

電話代行サービスを利用する

電話代行会社やレンタルオフィスによっては、サービスの1つとして固定電話番号のレンタルを行っている場合があります。
ビジネスフォンのレンタルとは違って、固定電話番号のみをレンタルするため電話機のレンタルは不要です。電話回線と電話番号の取得は、電話代行会社が行ってくれます。
レンタルした固定電話番号宛の電話は、電話代行会社の受電スタッフが応対してくれます。
デメリットは、レンタルした電話番号で発信が出来ないということです。もし、発信も出来る場合は、法令上、自社事務所に終端装置の設置が必須です。
工事などの手間を省きたい方や、電話の一次受付も併せて利用したい方におすすめです。
特に起業したばかりの経営者の方は、やることが多い上に外出も多く、事務所が不在になる、スマートフォンに転送しても受電できないなどの場合に便利です。

固定電話番号のレンタルと電話代行サービスがセットになっている場合、事務員を雇うことなく「かならず事務所の電話に誰かが出てくれる」という安心感を得ることが出来ます。
起業したばかりでも、いつでも丁寧でしっかりした電話応対が出来る会社、というブランドイメージを持たせることも可能です。

固定電話番号をレンタルするメリット

固定電話番号をレンタルすると、初期費用を抑えることができるなどのメリットがあります。 固定番号をレンタルするにあたってのメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。 固定電話番号を自分で取得するのではなく、レンタルする方法を具体的に3つご紹介しました。
では次は、固定番号をレンタルするにあたってのメリットやデメリットを考えていきましょう。まずはどのようなメリットがあるのか、3つご紹介します。

メリット1:初期費用を抑えることができる

まず、レンタルせずに固定電話番号を取得するためには、固定電話機と電話回線を申し込む必要があります。また、たとえばNTTのアナログ回線で固定電話番号を新規取得する場合、施設設置負担金というものが発生する場合があります。
固定電話番号をレンタルする場合は、ビジネスフォンの固定電話機の購入費用や施設設置負担金は不要のため、初期費用を抑えることができます。

メリット2:短期間での使用が可能

ビジネスフォンをリースした場合、年単位での利用が必須です。また、途中解約は出来ないことが原則です。
購入した場合は、リースのような年単位の契約の縛りはありませんが、大きなコストがかかります。
しかし、固定電話番号のレンタルは、購入するよりも安価に、そして短期間のみ利用することが可能です。
そのため、イベント専用の問い合わせ先や、工事が終わるまでの仮事務所内の連絡先、選挙事務所などで「期間限定で固定電話番号を必要とする」場合や、「固定電話番号を長く使用し続けるかわからない」という場合、レンタルは非常に使い勝手が良い方法と言えるでしょう。

メリット3:手間を省ける

ビジネスフォンと電話回線を自分で購入する場合、電話番号の取得の申込と、ビジネスフォンの購入をそれぞれ行う必要があります。ビジネスフォンの設置工事と、電話回線工事と、それぞれが必須です。当日の工事完了までは、立会いが必要です。
ビジネスフォンの設置工事は、設置地域や場所、ビジネスフォンの台数などにもよりますが、申し込みから工事完了までに、2日~2週間程度かかると言われています。電話回線の工事は、申し込みから工事完了までに長くて1か月程度かかる場合もあります。
固定電話番号をレンタルする場合、申込先は1か所でよくなります。また、電話代行からレンタルする場合は、事務所内の工事自体が不要です。
そのため、工事日の設定や立会等の手間を省ける点が大きなメリットです。

もっと詳しく知りたい!という方は、下記の記事もご覧ください。
電話番号はどのように取得できる?具体的な方法から必要性まで解説

固定電話番号をレンタルするデメリット

固定電話番号をレンタルすることは、サービスによって制限があるなどのデメリットがあります。 固定電話番号をレンタルするデメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。 固定電話番号をレンタルすることは、ニーズが合致すれば費用、期間、時間において大きなメリットを感じられることがわかりました。
次の項目では、固定電話番号をレンタルするデメリットについて3つ、ご紹介します。

デメリット1:月額費用が割高

固定電話番号のレンタルは、初期費用は購入するよりも抑えることが出来ますが、月額費用は割高になります。
ビジネスフォンをレンタルする場合は、電話機本体の金額やサポート料などを含めて月額使用料を設定しています。また、クラウドPBXの場合は、アプリを使用する人数ごとにライセンス料が発生します。電話代行サービスでレンタルする場合は、電話代行サービスの利用料が含まれます。
そのため、長期的に固定電話番号をレンタルする場合は、購入するよりもコストがかかってしまうことが起こります。

デメリット2:サービスによって制限がある

ビジネスフォンをレンタルする場合は、ビジネスフォンはレンタル会社が所有している種類の中から提供されるため、基本的には中古電話機器です。
また、機種を選ぶことは原則できません。そのため、新機種を使ってみたい!という方には大きなデメリットとなります。
クラウドPBXの場合は、050-や0120-の固定電話番号しか選べないという場合があります。市外局番を取得する場合は、電話回線の入線は不要ですが、インターネット回線の入線は必要になります。
電話代行サービスの場合は、レンタルした固定電話番号での発信通知は出来ません。
それぞれのサービスで制限されることがあります。

デメリット3:解約後に電話番号を継続利用できない

「ビジネスフォンや電話回線を自ら購入、もしくはリースすることにした」、または、「このレンタル会社とは合わない」等の理由でレンタル契約を解除するケースがあります。
そのような場合に、「固定電話番号は顧客や取引先に通知しているので、固定電話番号は引き続き使用したい」と希望しても、基本的にはレンタル会社との契約を解除すると、固定電話番号も使用不可になります。

固定電話番号の種類

固定電話番号と一言で言っても、いくつか種類が存在します。回線のキャリアによって、取得できない固定電話番号もあります。また、種類によってそれぞれ特徴がありますので、本記事では3つの固定電話番号の種類と特徴についてご紹介します。

0ABJ番号(03番号・06番号)

0ABJ番号とは、03-や06-などの市外局番から始まる固定電話番号を指します。
必ず0から始まり、「0A-BCDE-FGHJ」と表すことができます。これを省略して0ABJ番号と言います。
0ABJ番号は信用性の高い番号とされているため、起業される際、代表番号に0ABJ番号を選ぶ企業が多く存在します。
ただし、番号を取得するには該当する市外局番の住所に居住しているか、もしくは事務所が存在する必要があります。

050番号

050番号とは、050-から始まるIP電話の電話番号です。インターネット回線を利用しているため、低価格で取得できる点がメリットです。
また、全国どこの地域でも取得することができるため、市外局番が異なる地域に事務所を移転することになっても、電話番号を変更する必要がありません。
しかし、0120-や0800-、0570-から始まる着信課金番号やナビダイヤル、110、119、117のような緊急通報や時報には発信ができないというデメリットもあります。

0120番号

0120番号とは、0120-から始まる着信課金電話番号であり、フリーダイヤル番号とも呼ばれています。着信課金電話番号に発信しても、架電者には通話料は課金されません。通話料は全て着信側に課金されます。
0120-番号は、顧客からの問い合わせ窓口や、通販などの注文受付窓口によく利用されおり、一般家庭では使わない電話番号です。
また、0120-番号は単体での取得はできず、まずは他の固定電話番号を取得したうえで、フリーダイヤル番号を取得する必要があります。

CUBEの電話番号貸出(レンタル)サービス

CUBE電話代行サービスの電話番号レンタルは、電話番号と電話代行をセットでご提供します。 03電話番号、06電話番号、0120番号、050番号を簡単に取得 CUBE電話代行サービスでは、固定電話番号のレンタルサービスを行っています。
固定電話番号は、03-・ 06-・ 050-・ 0120- からお選びいただくことができます。(※)

CUBE電話代行サービスの電話番号レンタルサービスの場合、事務所への訪問や工事は一切不要です。お申し込みから利用開始まで、全て書面のやりとりのみで完了できますので、効率的に事務所の固定電話番号を用意することが可能です。
また、電話代行サービスがついておりますので、顧客からの電話には必ずCUBEの受電スタッフが明るく丁寧にご対応します。そのため、起業したばかりで多忙な時期でも、「いつもすぐに受電してくれる」「しっかり話を聞いてくれる」「感じが良い」というイメージを顧客に与えることが出来ます。
CUBEの受電スタッフが応対した後、内線取り次ぎのように、ご契約者のスマホに電話を取り次ぐサービスもついておりますので、臨機応変な対応が可能です。

(※)03-・06-番号をレンタルする場合、該当する市外局番の住所に居住しているか、もしくは事務所が存在する必要があります。

もっと詳しく知りたい!という方は、下記の記事もご覧ください。
電話番号貸し出し(レンタル)サービス

まとめ

起業するにあたって、固定電話番号を取得されない方も増えています。
しかし、やはり会社に固定電話番号が有るか無いかでは、初見での信用度が異なってくることも事実です。

固定電話番号の取得や工事を手間に思う方でも、レンタルであれば簡単に取得できることがあります。
本記事では、具体的に3つのレンタル方法をご紹介しましたので、参考になれば幸いです。
それぞれメリットやデメリットがありますが、自社にあった方法や業者を見つけることが出来れば、料金と時間をコストカットしつつ、早期に顧客を獲得することが出来るでしょう。

そして起業をお考えの場合はぜひ、臨機応変な対応と応対品質が自慢の「CUBE電話代行サービスの電話番号レンタル」をご検討ください。
どんなサービスか少しでも気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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