滑舌が悪く、聞き返されることが多い…。
実は滑舌はトレーニングをすればだれでも良くなるものですので、滑舌が悪いのは仕方ない、と諦めずにトレーニングをして滑舌を改善しましょう!
滑舌を改善する4個のポイントをご紹介しますので、滑舌の悪さに悩んでおられる方はぜひ試してみてください。
滑舌が悪いと電話越しではさらに聞き取りづらくなりますし、交渉の場で声が聞き取りづらいのは致命的ですので、ビジネスマンは仕事のためにも滑舌をトレーニングしましょう!
【目次】
滑舌が悪い原因
まず最初に、なぜ滑舌が悪いのか、その原因を紐解いてみましょう。
滑舌が悪い原因は人によってさまざまで、舌や口周りの筋肉が弱っている、喉の奥が閉じているといった原因があり、歯並びも滑舌に影響します。
一番多いのは舌や口周りの筋肉の低下によってしっかり発声できていないことにあります。
発声は筋肉を使う動作ですので、舌や口周りの筋肉が鍛えられていないと滑舌が悪くなってしまいます。
頻繁にカラオケに行っていると声が出やすいですが、しばらくカラオケに行っていないと声が出にくいですよね。
日常の発声も同じで、ちゃんと舌や口周りの筋肉を使っていないと声がこもってしまい、自分はちゃんと話しているつもりでも相手には聞き取りづらい声に聞こえています。
滑舌改善その1:舌の筋肉を鍛える
「滑舌に舌の筋肉は関係あるの?」と思われる方は多いと思いますが、舌の筋肉は発声に大きく関係しています。
舌の筋肉が弱いと舌が喉の奥に下がってしまい、舌を自由に動かすことができなくなって滑舌が悪くなってしまいます。
喉の奥に舌が下がっていると声の通り道を塞いでしまいますので、舌の動きが少ないと聞き取りづらい声になります。
ですので、舌の筋肉を鍛えることで口の中を発声しやすい状態にしてあげます。
【舌の筋肉の鍛え方】
1. 口を閉じた状態で、舌を下唇と下歯茎の間にさし込む
2. 舌の先に力を入れ、右端から左端(逆でもいいです)に交互にゆっくり動かす
3. 左端、または右端まで舌先を移動させたら、力を入れた状態で反対側に移動させる
4. これを3往復繰り返し、終わったら次は上唇と上歯茎の間で行う
滑舌改善その2:口周りの筋肉を鍛える
滑舌が悪い人は、あまり口周りを動かさずに話すクセがついているかと思います。
舞台や合唱を見ると、声を届けるためにしっかり口周りを動かして発声していることが分かります。
口周りの筋肉の鍛え方をいくつかご紹介したいと思います。
筋肉が衰えている方は、筋肉が硬くしまっているのがわかると思いますので、口周りの筋肉を動かしてほぐすしてあげましょう。
【口周りの筋肉の鍛え方】
・舌をほっぺたの内側から強めに押す
・口に空気を含んだ状態で口を閉じ、右頬、左頬、下唇、上唇の順番に空気を移動させて膨らませる
・口角を上げて笑顔を作る
滑舌改善その3:母音をしっかり発音する
滑舌が悪い人は母音と子音のいずれかがしっかり発音できていません。
母音の発音が弱い方は、しっかりと母音を発音するように意識しましょう。
母音の発声を鍛えるには、「あ・い・う・え・お」とはっきり発声する練習の他に、以下のような練習をします。
【母音の発声の鍛え方】
言葉を母音に置き換えて発声する
・ありがとう→あいあおう
・さようなら→あおうああ
・おはようございます→おあおうおあいあう
滑舌改善その4:子音をしっかり発音する
子音の発声が苦手な方は、同じ音を連続して発声してみましょう。
たとえば「カカカカ…」「ララララ…」「パパパパ…」など、連続して発声してみると自分が苦手としている子音がわかります。
「ラリルレロ」の滑舌が悪い方は、「ララララ…」「リリリリ…」「ルルルル…」と発声してみると、舌足らずになるかと思います。
苦手な子音は最初はゆっくりと連続して発声し、慣れてきたら徐々にスピードを上げていきます。
子音の発音も繰り返し練習することで滑舌が良くなっていきますので、毎日ちょっとずつ時間を見つけて練習しましょう。
子音だけで構成された早口言葉もいい練習になるので、いくつか紹介します。
・生麦生米生卵
・バスガス爆発
・東京特許許可局
・隣の客はよく柿食う客だ
・ジャズシャンソン歌手の新春シャンソンショー
・この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた
・蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ
「ジャズシャンソン歌手の新春シャンソンショー」は意外と難しいです。
トライしてみたら、「ジャズシャンション歌手のシャンソンシャンションショー…」とひどい結果に…。
あと、「蛙ぴょこぴょこ」の最後の「六ぴょこぴょこ」が難しく、毎回噛んでしまいます…。
練習して滑舌良くしたいと思います!