鳴かず飛ばずのサイト

「せっかく自社のWEBサイトを作ってもまったく商売が好転しない」と嘆いている企業が多い。特に起業したての人たちは、限られた資金の中で苦労して作った自社のサイトが成果を出せず、鳴かず飛ばずなのは非常に痛いところだろう。私もその中の一人だったというか今もそうだ。

WEBサイトの制作会社もいろいろなところがある。デザインに凝ったり、とにかく料金の安さを強調したりと。でも大切なのは何のためにWEBサイトを作るのかということだ。これを自分自身がはっきり認識していないと、「一応出来た」という形だけのものに終わってしまう。これだとかけた費用はムダ金になる。

目的は何か

「WEBサイトを作る目的は、知名度を上げるためでも、企業のイメージを上げるためでも、商品のイメージを上げるためでもない」と警告するのは販促プロデューサーの横井孝治氏。「正解は商品やサービスを少しでも多く売り利益を上げるためでしょう」と喝破する。ところが、そのためのコンバージョン(成果)を獲得する仕組みができていないWEBサイトが多いと嘆く。

同氏はそのWEBサイトで成果が上がらない理由を大きく6つに分けている。
1つ目は「意識」の問題だ。自社や商品を好き過ぎて、客観的に判断できていないことがある。上から目線で、その価値を相手に分かれと言わんばかりなのは論外だ。

成果が上がらないのは理由がある

2つ目は目的・目標があいまいであること。「売る」というゴールに向けてどのようにサイトを活用するのかがきっちり確定されていない。または、「1か月当たりの資料請求件数20件」など、具体的な数値目標を決めていないことが多いことだ。
3つ目は制作の体制の問題。経営者自ら制作していることもあるが、片手間にできる仕事でもなく、本業との兼ね合いも考えると業者に任せる方が良いことも多い。

4つ目はコンテンツがありきたりで、魅力に欠けることが多いこと。同じことを言っているだけなら、わざわざ見に来る必要もない。他の大手であったり、有名なところに絶対負けてしまう。

育てる意識が成果を上げる

5つ目は、コンバージョンボタンへの導線が弱いこと。どこをクリックすれば資料請求ができるのか、分からないこともある。逆にコンバージョンボタンが多すぎるのも考えものだ。相手に余計なストレスを与えていないか。

そして最後6つ目は、そもそもターゲット顧客をサイトに連れてくるための施策ができていないこと。サイトだけではその存在をなかなか顧客に伝えることは難しい。ツイッターやフェイスブックなど、やはり連携して取り組んでいかねばならない。

そもそもWEBサイトを作ってそのまま放置してある状態のところも多い。サイトは作って終わりなのではない、育て上げるものだということを強く認識する必要がある。

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