ハローワークは国が運営している行政機関ですので、無料で求人募集を行うことができます。
紹介手数料がかからないハローワークは、中小企業にとって心強い味方であり、活用の仕方次第で効果的な求人広告となります。
そこで今回は、中小企業にぜひ参考にしていただけるハローワークを120%活用して人材募集と採用を成功させるための4つのコツをまとめました!
【目次】
事業所登録シートに具体的な事業内容を記す
「事業所登録シート」はハローワークに事業所の所在地、事業内容、会社の特徴などを登録する書類です。
求職者に「こんな会社ですよ」と知ってもらうための書類なので、特に「事業内容」と「会社の特徴」の欄は具体的に記入しましょう。
取扱商品、ブランド、顧客層、最近の業績、会社の方針、店舗数など、求職者にこの会社で働いてみたいと思わせる内容が望ましいです。
会社が独自に設けている福利厚生なども記しておくと、アピールポイントになります。
出典:事業所登録シート記入例
求人申込書に具体的な業務内容を記す
ハローワークでは事業主が求人募集をする際、「求人申込書」に仕事の内容、雇用形態、賃金形態などを記入して窓口に提出します。
「求人申込書」に記入した事項が求人募集の要項となり、求職者は求人票を見て応募するかどうかを決めるので、求職者が応募したくなるようになるべく具体的に記入するのがポイントです。
たとえば経理を募集する場合、「仕事の内容」の欄に「経理業務」とだけ書くのではなく、「給与計算、決算業務など、ご経験に応じた業務をお任せいたします」といったように具体的に記入します。
ハローワークによると文字数が多いほど応募者が多くなる傾向があるとしているので、できるだけ詳細に記入した方が応募者増が期待できます。
出典:求人申込書記入例
職員に相談する
ハローワークでは職員が採用の相談に乗ってくれるので、応募者の集まりが悪い時は相談してみましょう。
求人条件はいつでも見直しができるので、応募が少ない時は早めに見直した方がいいです。
ハローワークの職員は各業界の平均的な賃金や労働条件などをふまえ、求職者を集めるにはどうしたらいいのかを経験とデータを元にアドバイスしてくれます。
バランスシート(職種別求人数、求職者数を並べたデータ)、職種別賃金情報など各職種の豊富なデータを持っており、希望する事業者には情報提供をしてくれるので積極的に相談されることをオススメします。
「求人申込書」の内容もアドバイスしてくれるので、どこを修正すれば応募者が集まりやすくなるのかも聞いてみましょう。
ハローワークの職員は求人のプロですし、無料で相談に乗ってくれるので相談しない手はありません。
ハローワークインターネットにも求人を公開する
ハローワークでは全国の求人を公開しているハローワークインターネットサービスを提供しています。
インターネットで広く求人をかけた方が応募者が集まりやすいので、求人を出すならハローワークインターネットをぜひ活用しましょう。
ハローワークで求人申込みを行ったことのある事業主で、一定の要件を満たしている場合は、ハローワークインターネットから「求人仮登録」を行うことができます。
「求人仮登録」はハローワークの事業所で求人申込み手続きを行う前に、インターネットで求人申し込みを登録できるサービスで、事前に登録しておくことで窓口の(orにおいての)手続きの手間を軽減することができます。
「求人仮登録」には「事業主向けサービス」を利用する際のID・パスワードが必要です。