やらなければいけないのは分かっているけれど、つい先延ばしにしてしまう…。そうした悪癖は精神力でカバーするより、やり方を変える方が効果的です。
先延ばしの悪癖を改善するのに有効な仕事の”細分化”について解説しますので、だらしない自分を変えたい方は”細分化”の手法を身につけましょう。
【目次】
先延ばしする原因は”めんどくさい”
“めんどくさい”は何をするにしても障害になります。仕事に取り掛かるのが”めんどくさい”、運動するのが”めんどくさい”、片付けるのが”めんどくさい”。生活の中にはこんなにも”めんどくさい”があります。
先延ばしも”めんどくさい”が原因です。しかし、”めんどくさい”気持ちを払拭するのは気力がいることで、長年の習慣になっているとそう簡単に改善できるものでもありません。
その”めんどくさい”とどう付き合っていくかが今回の記事のテーマです。
時間のかかる仕事を一気にやろうとするから”めんどくさい”
「心を入れ替えて仕事に取り掛かるぞ!」と意気込んだのもつかの間、大量の仕事をこなすうちにめんどくさくなってしまった…。
この”めんどくさい”は、時間のかかる仕事を一気にやろうとするのが原因です。もともと”めんどくさい”という気持ちがあるのですから、やる気があるうちはいいとしても、時間が経つうちに”めんどくさい”気持ちがまた顔を出してきます。
ゴールが遠いから着手しにくい
ゴールが遠いのも原因で、先が見えないと着手するのに多くの気力が必要になります。その気力を出すだけで疲れるので、仕事の取り掛かりからもう疲れてしまっています。
大量に仕事があるとどうしても気が重たくなってしまいます。やらなければ、でもゴールが遠い…。これは仕事を先延ばしにする大きな原因で、取り掛かる妨げになっています。
では、これらの問題をどう解決すればよいのでしょうか?その対策は次の項目で解説します。
仕事を”細分化”することで着手するハードルを下げる
一気に仕事を片付けようとするから途中でだらけてしまう、ゴールが遠いから着手しにくい。それなら仕事を”細分化”してしまえばいいのです。ひとつの仕事を分解し、タスクに分けてみてください。
トータルの仕事量は多くても、タスクを細分化すればひとつひとつのタスクはたいした量ではありません。細分化することで仕事に着手するハードルを下げ、スタートに立ちやすくします。このタスクをクリアすれば一歩ゴールに近づくと考えれば、着手しやすくなります。
できればタスクに優先順位を決めて重要度の高いものから着手するべきですが、どうしてもやる気が起きない時は短時間でできるタスクや簡単なタスクから取り掛かりましょう。
仕事は取り掛かりがとても重要であり、いかに気持ちよくスタートを切るかです。
おわりに
誰しもが”めんどくさい”気持ちを持っています。大事なのはいかに”めんどくさい”と付き合うかで、「さあやるぞ!」と気力を出して取り掛かるよりも、細分化して着手しやすくした方が効率的です。こんなことで?と思われるかもしてませんが、何かに取り組むのは、人は誰しも「めんどくさい」と思い、それが取組の障壁となっています。細分化して小さいステップを作り1つ1つ階段を上るように目標、仕事の完成に近づいていくことは、「ベイビーステップ」と言って、コンサルタントの方がこれだけでセミナーをするぐらい重要であり、多くの方が悩まれていることでもあります。
気力を出すのに疲れてしまうのは得策ではないので、仕事を細分化して着手するハードルを下げましょう。