リモートワークは雇用の幅を広げるひとつの方法です。最近はネット環境の発達で遠隔でも作業ができ、リモートワークを導入する企業が増えています。
リモートワークで上手に仕事を進めるための5個のポイントをまとめましたので、これから導入を考えておられる経営者はぜひ参考にしてください。
【目次】
リモートワークで雇用するという選択肢
通常の採用だと通勤できる距離にある人しか雇えませんし、何らからの事情で通勤できない人を雇えないため雇用の選択肢が狭まります。しかし、リモートワークを導入すれば距離的に通勤できない人も雇用できますし、介護や育児で退職せざるを得ない人材を引き止めることも可能なのです。
リモートワークを導入し始めのころは戸惑うことや問題に直面することもあるかと思いますが、環境さえ整えば会社にとってきっとプラスになります。これから解説するポイントを参考に、どのようにリモートワークを進めていくべきかよく検討してください。
リモートワークを成功させる5個のポイント
相手の顔を見ながら話せるツールを使う
メールやチャットの文字だけのやり取りだけではコミュニケーションが難しい場合があります。
そんなときはWebカメラを使って相手の顔を見ながら話せるツールを使うことでその問題が解決します。大事な会議や打ち合わせのときだけビデオ通話をするなど、事前に取り決めをしておくといいでしょう。
定番のビジネス用チャットツール「ChatWork」にはビデオ通話機能が備わっています。
出典:ChatWork
定期的に会う機会を設ける
チャットツールを通して行うコミュニケーションと、実際に会って行うコミュニケーションでは距離感が異なります。
普段はリモートワークで顔を合わせない働き方を選択するにしても、定期的に会う機会を設けて関係性を築いていきましょう。直接会って話をすることで距離が縮まり、普段のチャットでのコミュニケーションが円滑になります。
遠方に住んでいる社員やスタッフに会社に来てもらうには交通費や宿泊費がかかりますが、リモートワークで雇用することで普段の交通費は節約できているので、そこは必要経費と考えるべきです。
雑談を大事にする
会社なら休憩時間や昼食時に社員同士でコミュニケーションをとれますが、リモートワークにはそれがありません。コミュニケーションは社員同士の連携を高めるために必要で、仕事に関係のない話の方が距離を縮められます。
リモートワークの場合、主にチャットで会話をします。円滑なコミュニケーションができるように、チャットでの雑談を許可しましょう。軽い雑談を通してお互いのことが分かったり、何でもない会話が問題解決につながったりすることもあります。
情報共有のルールを決める
職場で働いている社員同士なら情報共有がしやすいですが、リモートワークはコミュニケーションの機会が減ることから情報共有がしにくいのが課題となります。
社員同士の情報共有はとても大事で、リモートワークをするなら情報共有のルールを決めておきましょう。チャットで情報共有のためのルームを設ける、資料を置ける共有のフォルダを設けるなど、ルールを決めておくと情報共有がスムーズになります。
進捗報告のルールを決める
リモートワークは会社と違ってどのように働いているのか、いつ仕事しているのかが見えないので、サボろうと思えばいくらでもサボれます。それを防ぐひとつの対策として、進捗報告のルールを決めておきましょう。
朝の出勤時はビデオ通話で朝会をする、タスクごとに進捗状況を報告するなど、ルールを決めておくとお互い安心です。
おわりに
リモートワークはいかにコミュニケーションをとるかが重要です。ChatWorkやSlackなど便利なチャットツールがありますので、そうしたツールを活用して円滑にコミュニケーションがとれる環境を構築しましょう。