高齢化社会で若年層の労働力が減少している今、シニア層の雇用に注目が集まっています。シニア層は若い世代にはない経験・スキル、人脈を持ち、他の従業員の模範となる貴重な人材です。
本記事では採用に悩みを抱える中小企業の経営者に知ってもらいたい、シニア層を採用する7つのメリットを解説します。
【目次】
1:豊かな経験、スキルを持っている
シニア層は若い世代が持っていない豊かな経験とスキルと持っています。これまでの仕事で培ってきた経験・スキルを活かし、社に貢献してくれることが期待できます。
経験は一朝一夕では身につかないので、そういった点を踏まえるとシニア層は貴重な人材だと考えることができます。
2:即戦力になる
経験・スキルを持つシニア層は即戦力になります。過去の仕事と同じ業種なら、経験を活かしてすぐに戦力になってくれるでしょう。
異業種の場合でもコミュニケーションスキルを活かすなど、豊富な経験があるからこその柔軟な対応が期待できます。
3:人材育成のコスト削減
即戦力になるシニア層は育成の必要がないため、人材育成のコスト削減にもつながります。
中小企業にとって人材育成のコストは大きな負担となるため、シニア層を積極採用することで負担が減ります。人材育成の時間も短縮できるので、コストと時間の2つの面でメリットがあると言えます。
4:労働意欲が高い
シニア層は働けるうちに働きたいと考えている方が多いため、労働意欲の高さは若い世代に負けていません。
意欲的に働くシニア層は、周りの従業員の意欲向上にも貢献してくれるでしょう。
5:勤務態度が良いため、若年従業員の模範になる
シニア層は仕事に対する意識が高いため勤務態度が良い方が多く、遅刻や欠勤などが少ないです。
まじめに働くシニア層の姿は模範となり、若い世代にいい影響を与えます。
6:人脈を持っている
シニア層は豊富な人脈を持っています。人脈も経験と同じで一朝一夕で得られるものではありません。
中小企業にとってシニア層の人脈は貴重な財産で、販路拡大や事業拡大に貢献してくれることが期待できます。
7:条件が合えば助成金が受給できる
厚生労働省は高齢者雇用対策として、「高年齢者雇用安定助成金」を支給しています。高年齢の有期契約労働者を無期雇用労働者に転換させた事業主に対し、助成金が支給されます。
要件や支給額など、詳しくは以下のページで確認できますので、ぜひ目を通してみてください。
おわりに
一朝一夕では身につかない経験・スキル・人脈を持つシニア層がいかに貴重な人材かがお分かりいただけたかと思います。
若い世代の模範となってもらうためにも、シニア層の採用を検討してみてはいかがでしょう。