「やる気のある人材が欲しい!」経営者なら誰しもがそう思うことでしょう。入社当時は経験不足から即戦力として扱われなくても、やる気でカバーして会社にとって欠かせない存在となる人材もいます。
そこで今回は、戦力になってくれそうなやる気のある人材を見抜く5つのポイントをまとめました。人材雇用で悩んでいる経営者は、ぜひ参考にしてください。
【目次】
やる気がある人材こそ会社の宝
能力はあってもやる気がなければ、会社のプラスにならないどころか雰囲気を悪くしてしまいかねません。その点、やる気がある人材は成長が期待できるため、入社時点では経験やスキルが不足していても将来性があります。
即戦力に越したことはありませんが、そうでなくてもやる気のある人材は会社にとっての宝といえます。
戦力となる人材を見極めるための5つのポイント
「素」を見る事が出来るか?
応募者は外交的な方もいれば、内向的な方もいます。内向的で一見やる気が感じられなくても、緊張から自分を出せずにいるだけで、誰よりもやる気を持っているという可能性はあるのです。
応募者の「素」をできるだけ引き出すには、リラックスして話せる雰囲気を作ることが大事です。緊張でやる気が隠れてしまうのはもったいないので、まずは笑顔で接するなど、緊張をほぐしてあげることを心がけましょう。
仕事以外の応募者の「素=本音」を確認出来れば自然とやる気の有無も見えてくるでしょう。
自発的に動いて仕事をした経験は?
やる気がある人材は、指示されなくても自分で仕事を探し、いわれたこと以上の仕事をします。いわれた仕事だけをこなす人材は成長の期待が薄いですが、自発的に動ける人材は同じ仕事をしていても自ら成長できる部分を探すことでしょう。
ただし、サービス残業を暗に求めているのだと誤解をされてしまうこともあるので、勘違いをされないよう質問の仕方には注意しましょう。
その仕事に関する情報をどうやって収集しているのか?
仕事に対して情熱的であれば、その仕事に関する情報を積極的に収集します。現時点では経験不足でも情報収集はできますし、仕事時間外でも学ぶことはできます。
その分野における専門的なニュースサイト、権威による専門ブログなど、どのような方法で情報収集をしているのか質問してみましょう。
過去の仕事で最も満足したことは?
仕事での満足感は、やる気を持続させるために必要なことです。その人が仕事の中のどんなことでモチベーションを維持しているのかをしるために、過去の仕事で最も満足したことを質問してみましょう。
仕事の満足度に関する質問は、仕事の適性を見極める材料にもなります。
やる気を感じさせる逆質問か?
逆質問は応募者のやる気を見極めるための重要な機会です。給与や待遇のことばかり質問されるようなら、仕事に興味がないと判断せざるを得ないかもしれません。もちろん給与や待遇も大事なことなので質問として大いに受け付けるべきですが、仕事に関する逆質問がない応募者は考えものです。
やる気があれば自然と仕事に関する質問が芽生えてくるので、掘り下げた逆質問をするはずです。未経験の応募者からの逆質問は、面接官からすると基本的な質問ばかりに感じるかもしれませんが、やる気があるかどうかの見極めはそう難しくないと思います。
やる気を発揮できる会社作りも重要
面接ではやる気があるように見えた人材も、入社してからやる気が失われてしまうこともあります。それは本人のやる気の問題だけでなく、会社の問題でもあります。
社内に活気がなく、やる気がある人材が浮いて見えるような雰囲気では、せっかくのやる気が損なわれてしまいます。戦力となる人材のやる気を削がないように、やる気がある人材を後押しするような雰囲気作りを心がけましょう。