仕事でミスをして落ち込んだ経験は誰にでもあることでしょう。しかし、同じ仕事をしていても、ミスが多い人とミスが少ない人がいるのはなぜかと考えたことはあるでしょうか?
仕事で失敗するのは原因があり、根本から見直さないといつまでもミスはなくなりません。そこで今回は、ミスが多い人の6つの特徴をまとめましたので、自分は当てはまっていないかチェックしてみてください。
【目次】
仕事のミスには原因がある
仕事で起きるミスのほとんどが人為的なものです。運がいいからミスをしない、運が悪いからミスをするというわけではありません。
仕事のミスには必ず原因があり、ミスが多い人には共通している特徴があります。自分がミスをする人の特徴に当てはまっていないか、見栄をはらず、目をそらさず、現状をありのまま見直してみましょう。
ミスが多い人の6つの特徴
集中力の使い分けができていない
人間の集中力の持続時間は50分〜60分だと言われています。努力次第で持続時間を伸ばすこともできますが、それにも限界があります。
休憩すれば集中力は回復しますが、仕事中は頻繁に休憩するのは難しいかと思います。また、フルに集中力を持続させようとするとどこかで無理が生じ、集中すべきところで集中力の残量が少なくなり、その結果、大事なところでミスをしてしまいがちです。したがって、集中を持続させるには集中力の使い分けが必要だということを覚えておいてください。
確認を怠る
確認作業は面倒なものですが、確認はミスを防ぐために必要です。ミスが多い人は、この「確認」を怠っていることが多いのではないでしょうか?
確認をすれば防げたにも関わらず、確認を怠ったばかりにミスをする。これは自分の責任以外何ものでもありません。ギリギリでスケジュールを組まずに、確認時間も織り込んで計画を立てるようにしましょう。
マルチタスク
マルチタスクは時短に効果があると考えてしまいがちですが、複数の作業を同時に行うことで脳の処理が分散され、結果的に余計時間がかかってしまう場合があります。結果、ミスが発生する可能性も増えるので、マルチタスクは必ずしも効率的とはいえません。
複数の仕事を抱えている時はマルチタスクで早く終わらせたくなりますが、ひとつのタスクに集中する方が処理は早くなります。あくまで「ミスをしてしまっては元も子もない」という考えから、マルチタスクはおすすめしません。
スピード重視の意味を勘違い
早く仕事を終わらせるにしたことはありませんが、スピード重視の意味を勘違いしているとミスが増えます。いくら早く処理をしても正確性が低く、ミスを頻発してしまっては仕事が速いとは言いません。
仕事が速いというのは、処理速度が速いだけでなく、正確性も兼ね揃えていることを指します。
仕事の目的を理解していない
仕事の目的を理解しておらず、言いれた仕事を何も考えずにこなすだけでは防げるミスを見落としてしまいます。資料ひとつ用意するにしても、何を目的とした資料であるかを理解しておかないと、判断に迷った時に適当な選択をしまうことになり、結果としてミスが生まれます。
仕事の目的を理解しておけば気を利かせて頼まれたこと以上の仕事をできるので、自ずと評価が上がっていくでしょう。
ミスを他人のせいにする
誰でもミスはするものですが、自分のミスを他人のせいにする人はいつまで経っても成長しません。自分のミスを受け入れ、何が原因かを反省し、同じミスを繰り返さないようにしなければミスはなくなりません。
まとめ
人間なので、100%ミスをなくすのは難しいでしょう。できることは、ミスを少なくする努力と致命的なミスを防ぐための工夫です。
どんな作業でも確認を怠らず、ミスを反省する気持ちを忘れないことが大切です。