英語を使う仕事がしたい。憧れだった京都で働きたい。この二つを同時に実現できると思い、短大卒業後は京都の旅館に就職しました。当時は訪日外国人旅行者がかなり多かったので、英語でやりとりする機会も多く、忙しくも充実した日々を過ごしていました。しかし、コロナ禍になって状況が一変。私が勤めていた旅館も営業休止になったりしましたし、そろそろ新しいことに挑戦したい気持ちが芽生えていたことから、転職活動をスタートしました。
企業選びの際には、安定性はもちろんのこと、いくつかの条件をもとに探していきました。ずっと接客の仕事をしてきたので、別の仕事をやってみたい。前職は休みが不規則だったので、しっかり休める事務職がいい。大阪でも働いてみたい。できれば英語スキルを活かせる環境がいい。こうした条件をもとにいろいろな企業を見ていったところ、大阪エル・シー・センターと出会いました。
土日祝休みが基本ですし、夏季・冬季に長期休暇も取れることから、働きやすさの面では魅力的な環境でした。サービス職から事務職へのキャリアチェンジで不安もありましたが、面接担当の方が丁寧に説明してくださったり、職場見学をしてくださって安心でした。他にも選考を受けている会社はありましたが、大阪エル・シー・センターが一番自分に合いそうだと感じていたことから、内定をいただいたときは迷わず入社を決めました。
私たちの仕事は、クライアント企業の電話応対を代行する仕事です。前職でも日々お客様と接していたため、電話で話すこと自体は緊張せずに始められました。ただ対面で話す際は、相手の表情や態度から急いでいるな、困っているな、というのを感じ取れましたが、電話ではそれが分かりません。顔が見えない状況で、いろいろ質問をしながらお客様が何を言いたいのか、何を求めているのかを汲み取っていくのは、この仕事の難しさだと思います。私自身も、先輩が電話応対をしている様子を観察しながら勉強していったのを覚えています。
とはいえ対面でも電話対応でも、お客様としっかり向き合い、求められているものを理解し、それに応えていくという本質は同じです。そう考えると、前職で日々さまざまなお客様と接する中で身につけたコミュニケーションスキルは、職種が変わった今も活かせていると感じます。クライアント企業から、「いつも丁寧な応対をありがとうございます!」「取引先から電話応対を褒められ、新しい受注にもつながりそうです」なんて言葉をいただけることもあり、自分の対応によってお客様のビジネスに貢献できたと感じられたときはとても嬉しいです。
私は英語での電話応対をするチームに所属しているので、英語スキルを活かす場面もあります。英語での電話応対をまとめたマニュアルがあるので、それを参考にしつつ、自分なりに工夫しながら日々の対応をしています。チーム内でも日々情報共有をしているので、みんなでスキルアップしている実感も得られています。
また、電話代行サービスを検討している企業からの問い合わせ対応から契約締結まで一連の流れを担当したり、後輩メンバーの教育担当を任せもらったりと、自分の成長に合わせて新しい仕事を任せてもらえるのも大阪エル・シー・センターで働く魅力です。任される仕事が増えていくことで給与もアップするなど、頑張りや成果を正当に評価してもらえるのも嬉しいですね。
転職を通じて、プライベートの時間も大切にできるようになりました。前職の旅館では、シフト制の勤務で、土日も出勤。休日はある程度前には決まっているものの、予約状況次第で勤務になることも。旅行や帰省の予定が組みにくかったんです。今では基本的に土日祝休みで、有給休暇も取りやすいので、予定も立てやすくなりました。
残業がほとんどないのもこの仕事の特徴。クライアント企業の対応で少し残業をすることはありますが、普段は私も周りのメンバーも18時過ぎには退社しています。帰宅後に晩御飯をつくる機会も増えましたし、友人との予定も合わせやすくなったおかげで、仕事帰りにご飯や飲みにも行きやすいです。オフィス周辺はもちろん、天満や福島など近くに美味しい店が多いのも嬉しいですね。生活にリズムができ、プライベートの時間も充実させられるようになりました。
働きやすさに関して言えば、現場の声が通りやすいのも良いところだと思います。例えばネット環境。問い合わせのあったお客様とやりとりする際、Zoomで打ち合わせをすることもあるんですが、当初つながりにくかったことがあるんです。それを相談したところ、すぐに改善してくれた他、打ち合わせのスペースも新たに設けてもらえて。すぐには対応できない相談でも、「ここまでならできるよ」などと説明してもらえるので、気づいたことはどんどん発信していこうと前向きな気持ちになれる環境です。
事務職は未経験でしたが、新人一人ひとりに教育担当の先輩がついてくれるので安心です。実務スタート後も、チームリーダーや周りの先輩が常に気をかけてくれ、「何か困ってない?」と声をかけてくれたり、「今みたいなケースはこう対応するといいよ」など的確な指示をしてくれます。また同じタイミングで入社した同世代のメンバーもいるので、仕事終わりには一緒にご飯や飲みに行くことも。このように居心地の良い人間関係がありますので、スムーズにスタートをきれると思いますよ。
この仕事では、多くの企業の電話応対をするため、さまざまな業界・業種の企業を知り、自身の視野を広げられます。前職は旅館だけで世界が完結していましたが、さまざまなクライアント企業の電話応対をすることで、いろいろな世界や仕事、言葉を知れました。家族や友人と会ったとき、「こんな会社や仕事があるんだよ」なんて話す機会も増えました。
未経験スタートの場合、最初は覚えることも多く、うまくできずに落ち込むこともあるかもしれません。私自身もそんな経験がありました。しかし、先輩たちにサポートしてもらいながら頑張っていけば、必ず成長を感じられる瞬間がやってきます。先輩やクライアント企業から褒めてもらえる場面も出てくるでしょう。だから少しでも興味を持った方がいたら、ぜひチャレンジしてみてほしいですね。私も教育担当としてしっかりサポートしていけるよう、もっと成長していきたいと思っています。